タマホーム 売上 純利益

タマホームの売上げと純利益を、他社と比較してみると・・・



では始めに、「純利益」というのは・・・

 

 

混乱を避けるためにものすごくザクッと説明すると、
売上げから諸々の原価や経費を引いた金額で、
最終的にどれだけ儲かっているのかを表す経営指標です。

 

 

たまにやたら売上げを強調する企業がありますが、
この純利益を見なければ、
その企業が最終的にどれだけ利益を出しているのかが、
サッパリ分からないわけです。

 

 

タマホームの場合、
21年度の決算報告では売上げが1817億円で、純利益が9億9千万円です。
しっかり黒字を叩き出していますね。

 

 

「おおっ!タマホーム凄いじゃん!」

 

 

と思ってしまいますが、
他のハウスメーカーと比較してみないことには
何とも言えませんよね?

 

 

業界の2トップ、
大和ハウスと積水ハウスの決算データ(21年度)と比較してみましょう。

 

 

(以下、各企業の決算データは基本的に単独決算の数字を挙げます。
 例外的に連結決算のデータを用いる場合は明示します。
 なお、単独・連結に関する解説は今回はレポート趣旨から外れるので、
 割愛させて頂きます。)

 

 

大和ハウス 売上げ:1兆1524億円  純利益:55億7千万円
積水ハウス 売上げ:1兆1005億円  純利益:17億8千万円(連結決算だと100億を超える)

 

 

・・・ケタ数が違います。

 

 

テレビCMを観ている分には、
まるで同規模の会社のように錯覚してしまいますが、
このように客観的な決算データを見てしまえば、
その実力の差は歴然としています。

 

 

たくさん広告を出しているから、
と実力以上のイメージをタマホームに抱いていた人の認識は、
ここで正されたのではないでしょうか。

 

 

それだけでもこのサイトを訪問した意味はあったと思います。

 

 

・・・って、別に売上高や純利益の大小だけで、
そのハウスメーカーの価値が決まるわけではありませんが、
数字でその企業の規模を客観的に見極める目というのは、
これだけ広告によるイメージ戦略が張り巡らされている社会にあっては、
とても大切なスキルだと思います。

 

 

 

さて、売上高と純利益について、
他の上場ハウスメーカーの決算データも見ておきましょう。

 

 

パナホーム  売上げ:2491億円  純利益:34億5千万円

 

ミサワホーム 売上げ:1296億円  純利益:△41億6千万円(赤字)

 

三井ホーム  売上げ:1564億円  純利益:22億7千万円

 

旭化成ホームズ(へーベルハウス)  売上げ:3387億円  純利益:115億7千万円

 

(*ミサワホームは経営危機からの立ち直り中です。)

 

 

このデータの比較からタマホームの経営状態について、何が分かるでしょうか。
次の記事で解説していきます。